GoogleスプレッドシートにChatGPTを組み込めると聞いたので試してみる。
前回はアドオン追加まで行ったので、今回は実際に動かしてみる。
使い方のおさらい
関数GPTを使って、質問文を投げるだけの簡単仕様。
公式の使い方ページも用意されている→Get started with GPT Sheets
=GPT("質問文")
作りたいもの
文学賞受賞作品をまとめた表を作ってみよう思う。
文学賞と第何回かを入力したら「作品名」「著者」「あらすじ」をChatGPTが教えてくれるというイメージ。
とりあえず普通に質問してみる
まずは直球で。
=GPT("第1回芥川賞の受賞作は?")
第1回芥川賞の受賞作は、芥川龍之介の「羅生門」です。
ふむふむ。。第1回芥川賞は石川達三の「蒼氓」ですよね?出だしから躓いた。
まぁ、GPT関数が機能していることが確認できたので良しとしましょう。
少し質問文を変えてみる。
=GPT("第1回芥川龍之介賞の受賞作は?")
第1回芥川龍之介賞の受賞作は、1955年に発表された「蜜柑」(みかん)で、作者は三島由紀夫(みしま ゆきお)。
あー・・・そう来ましたか。
情報が古すぎて学習に失敗してるのかな?比較的最近の回について聞いてみよう。
=GPT("第150回芥川龍之介賞の受賞作は?")
田中慎弥さんの『夜は短し歩けよ乙女』が第150回芥川龍之介賞を受賞しました。
だめだこりゃ。(第150回芥川賞は小山田浩子の「穴」)
作品名、著者を聞くのはあきらめて、あらすじを教えてもらう方針に切り替えてみます。
=GPT("石川達三の「蒼氓」のあらすじを教えて")
「蒼氓」は、石川達三が書いた小説で、主人公の蒼氓(そうぼう)が、貧しい生活を送りながらも、自分の信念を貫き、生きる姿を描いた作品です。
蒼氓は、貧しい家庭に生まれ、幼い頃から苦労を重ねてきました。しかし、彼は自分の信念を貫き、正義感に溢れた生き方を選びます。彼は、貧しい人々のために、自分の力で何かをしてあげたいと思い、労働組合に入り、運動を始めます。
しかし、当時の社会は、労働者の権利を軽視する風潮があり、蒼氓たちは、警察や暴力団の妨害を受けながらも、運動を続けます。そして、ついには、ストライキを決行し、労働者たちの権利を勝ち取ります。
しかし、その後も、蒼氓たちは、社会の不条理や貧困に立ち向かい、自分たちの生きる道を模索し続けます。そして、蒼氓は、自分の信念を貫き、自分たちの生きる道を見つけ出すことに成功します。
「蒼氓」は、貧しい人々の生きる姿を描き、社会の不条理や貧困に立ち向かう勇気を与える作品です。
お!それっぽい答えが返ってきました。
でも、読んだことないので正しいのかどうかが分からない・・・
Wikipediaの蒼氓のページを見た感じだと微妙に、いや結構違う感じがするけど、これはこれでChatGPT製のあらすじってことで需要があるかもしれない?w
スプレッドシートに組み込む
あらすじ(E列)にGPT関数をセットする。
=GPT(D2&"によって書かれた「"&C2&"」のあらすじを教えて")
おわりに
ChatGPTのAPIをGoogleスプレッドシートから使ってみました。
当初の想定どおりとはいきませんでしたが、ChatGPTで出来ること出来ないことの理解が少し深まった気がします。
コメント